みちのく総合診療医学センター 後期研修医ブログ 

後期研修医、修了生の日々の研修内容などを紹介

震災の影響

後期研修医 3年目 遠藤です。

実は、私…

東日本大震災がなければ、

今、東北以外で仕事をしていたかもしれません。

 

震災の年、震災直後から

縁も所縁もない北陸で初期研修をスタートしました。

初期研修のために、北陸まで移動するのも大変でしたが、

まだ医師免許とったばかりで、医師としては役にたたないだろうけど被災地東北に残って何かしたい!という、気持ちをひきずりながら北陸に向かったことを覚えています。 

その気持ちが初期研修中は、ずっと心の中にあり、

当初後期研修をしようと考えていた研修病院ではなく、東北宮城の当プログラムで研修させてもらうことにしました。 

初期研修病院の指導医の先生には、もう少し力をつけてから、東北に行けばいいと、もう数年一緒に仕事しようと誘っていただき、ありがたく感じましたし、そのままもう数年という思いもありましたが・・・・、

東北の現状がみえにくい距離であり、

被災地東北に出来るだけ早く戻りたいという気持ちが大きかったんだと思います。 

そして、いま

診療所勤務になってから、災害公営住宅へ健康相談や講話などで訪問する機会をいただき、やっと、直接的に、被災地に関わることができています。 

長くなりましたが・・・、

当プログラムでは希望によっては被災地支援にも関われます。

 

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被災した宮城県南のJRの駅のホーム)

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被災した小学校の敷地内にあった時計、よく見ると津波が到着したと思われる時間?で壊れたようです。)