嬉しい話
後期研修医 3年目の遠藤です。
最近、嬉しい話と悲しい話がありました。
嬉しい話は、以前に当プログラムを見学しに来ていただき、
私も見学時に対応しお話などさせていただいた先生が、
正式に4月から研修することが決まりました!
専攻医(後期研修医)も増え、にぎやかになりそうです☆
来年(2017年)の4月からの専攻医はまだ決まってないので、絶賛募集中です。
興味のある方いらっしゃいましたら、是非見学にいらしてください。
連絡などは、下記ホームページを参考にしてください。
http://www.miyagi-min.com/general/inquiry/
悲しい話は、また今度で…。
産婦人科研修
後期研修医 3年目遠藤です。
もう1年前のことですが
昨年の1~3月にかけて、選択研修として産婦人科で研修をしました。
外来研修をメインに、入院症例も数例担当。
入院症例では緩和治療も勉強する機会を得て「産婦人科+緩和ケア」的な研修内容で有意義でした。
そして現在診療所で勤務していますが婦人科外来を経験したことで、婦人科疾患を疑う癖が身に付いたように思います。
以下に、診療所で経験した症例を3つほどあげてみます。
(1)倦怠感主訴で受診した40代女性。実は貧血あり、不正出血あり⇒子宮内膜症
(2)健康診断で、「数ヶ月前、下腹部が膨れたけど、今は凹んでポッコリしたものが触れるんです・・・便ですかね?」と60代女性。触診で腫瘤触れる⇒卵巣腫瘍
(3)腹痛でかかりつけ医など近医を数件受診。カゼ?として対応されて、改善なく受診された60代女性。腹痛は、炎症ありそうな腹部所見で検査したら留膿腫?⇒感染性変性子宮筋腫
不定愁訴様で受診された女性患者は、婦人科疾患を疑わないと見逃されたりする可能性があるのではないかと感じた3例でした。
女性を見たら妊娠を疑えという言葉どおり、診療所外来で本人が気づいていない妊娠の女性にも遭遇しましたが、女性を見て内科疾患に合致しない場合には婦人科疾患を疑うことが大事かと思います。
カゼと言われた(3)の患者さんは、「カゼじゃないですよね?」と話され、「もうあの先生のところには行かない!」と言ってました。(疑問は残りつつも一応、フォローしておきました・・)
後医は名医というように、たまたま今回は上手く診断できなのかもしれませんが、「あの先生のところには・・・」と言われないように、努力していこうと思います。
あまり、婦人科研修の内容説明でなくなってしまいましたが、
研修で得た女性診療の癖?ポイント?でした。
掛けることば
後期研修医 3年目遠藤です。
少々遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
今、当直あけでクリニックへ移動中です。
まだ暗い朝方に病棟でお看取りがありました。
久しぶりに、高齢者ではなく40代と自分に近い年齢の患者さんで、両親、家族に見守られての最期でした。
当直のみで訪れるため、入院中の様子や家族の状況などカルテ記載でしか把握していなく、また患者さんが若年であることから掛ける言葉など悩みました。
患者さんと御家族が病院を発つまで精一杯できることはやりましたが、家族はどういう気持ちであっただろうか?
自分は、家族にも患者にも言葉をかけることを気にかけています。家族も患者とともに頑張っていただろうから…。
いまさらですが…、看取り時の声がけ、注意点など、今度指導医に聞いてみようと思いました。
少しずつポートフォリオを…
後期研修医 3年目遠藤です。
プライマリケア学会の専門医試験の申請時には提出するポートフォリオ(詳細事例報告)は、18症例あります。
先日、そのうちの13症例は検討しましたが、大幅な見直しが必要なものがあったり、エントリー違いがあったり、
そして、まだ書き始めていない5症例もあり・・・
すこしずつ気持ちが焦りだしてきている最近です。
日々の努力、日々の積み重ねがきっと良いポートフォリオにもつながるのでしょうが、
ただ努力していても、書き残しておかないと、
あとあと想い出しながら書くというのは大変な苦労なんだなぁと実感しています。
研修施設によっては、
後期研修1年目から毎年ポートフォリオを作って、発表するイベントを行っているところも所もあるようです。
レジデントにとっては、その時負担であっても、後から見返してみれば、早めにポートフォリオに意識がいくようになり、1年目に作ったポートフォリオを有効活用できたりと有意義な事なんでしょうね。
最近、
日記のようになってしまっていますね・・・。
次回こそは、産婦人科研修のことを書ければと思います。